ゴアテックス膜
ゴアテックス膜
(ごあてっくすまく)
インプラント植立に際して顎の骨の量が十分でない場合、骨を大きくする目的で、行われる治療法のひとつに「骨誘導再生療法 (GBR : Guided Bone Regeneration)」がありますが、この際に顆粒状の骨充填材をカバーする膜状のものが必要になります。この膜には、「数ヶ月で吸収して無くなるタイプ」の膜と、「吸収しないタイプ」の膜があります。吸収しないタイプの膜を使った方が骨の再生量が多くなります。このタイプの代表的な膜に、「ゴアテックス」で出来ているものがあります。この素材は、防水性と通気性を両立させていて、「人工血管」などにも使われています。衣類としては、ウィンドブレーカーにも使用されています。